●音声が聞けます●

大我喜代志/01年12月

議長、5番 大我です。

大我議員                 。
 おはようございます。本日2番目の一般質問をいたします。
 質問事項2点あります。第1点は平成14年度総合学習へ向けて地方教育行政のさらなる充実を。2番目が今こそ国際交流、国際交流を通した人づくり、まちづくりをの2点です。
 第1点については昨日、島田議員からもあっております。また、あと森山議員からもされると思います。その@ですが、県のココロねっこ運動が向こう3年継続されることになったみたいです。これは先の9月議会で大久保議員が最後に提案されたことでした、継続をですね。私がお聞きした段階では、先日3年継続しますということみたいですが、11月にこの半年間を踏まえて県へ一応、報告をされたと思いますが、その目玉でいいです、全体というと長くなりますから、本町が特色あることをやった、そういう目玉をですね、1、2ご報告ください。
 次A、今年の夏、夏じゃないか、10月か、文教委員会で視察したときのことですが、各学校、各地区への生涯教育担当設置の先進事例ですね、を見てきました。これは10年も以前からやられたということだそうです。本町におけるこうした取り組みは。
 1つ、島田議員もふれられましたが、来年度新学習指導要領ですね、ここで邦楽、日本の音楽ですね、和楽器等々のことも含みますが、それが必修になっていると思います。そうしたことへの対応が、準備ができているかですね、お聞きします。
 次B、生涯教育、社会教育の一環としての出前講座がまだ動き出しません。これは一昨年来の文教委員会でも何度となく議論してきました。あと私は地方分権時代の中で、これからの行政のあり方として、ぜひやらなければならないと申し上げてきました。来年度の実施計画をお聞きします。
 次2点目ですが、先日ですね、11月、ある町長さんの出馬表明がございます。地方には厳しい時代ではありますが、美しいふるさとの繁栄なくして、我が国が真に世界の一流国に列することはないだろうと。そのために地方自治の中でしっかり、まちづくりをやっていこうと。世界に、我が国が通用するためにも地方が頑張りましょうということを言われている町長さんがおられます。
 10月13日、喜々津船津港での国際交流がありました。ス−チョウ(蘇州)・平江区から訪日されました21名の中国人の方々を含めですね、500名以上です、500名以上によるこの交流の輪は私は明日に光を与えてくれたと思います。県下でも非常に珍しい、また韓国、中国を含めた隣国にも非常に珍しい実践であったと思います。
 その前、9月11日に事件があっております。私は昨年の夏、オーストラリアでのオリンピックに感動したと申し上げました。9月議会で申し上げました。アボリジニ、アボリジニーですね、オーストラリアの。キャシーさんの聖火と、それから南北朝鮮の統一旗を掲げた入場行進、これに私は21世紀へつながる平和を願う気持ちとして感動したと申し上げましたが、今年9月11日、ああいうことが起きました。
 2001年9月11日は人類史的悲劇の日として長く人々の記憶に止められるであろうという言葉で始まる本を、先日読みました。2001年がちょうど没後100年に当たる福沢諭吉の文明論を引き合いに、20世紀が戦争の時代であったとすれば、21世紀の文明諭をこの9月11日の事件を契機にですね、どのように捉えていくかという指摘がされております。もちろん、環境問題も含めてされております。
 私は以上のような観点から、今こそ国際交流、国際交流を通した人づくり、まちづくりを2番目に上げております。明後日、主催は多良見町国際交流協会、共催は外務省です。外務省がのぞみ公園にまいります。あの外交センス抜群の田中外務大臣がくるかもしれませんが、15日にあります。

 @。ペーロン、これは中国から伝わったと、これは皆さんご存じだと思います。ファーロンともいいます。ファーロンは龍を漕ぐという字だそうです、この字はですね。あるいは飛龍と書いてペーロンとか。パールオ、これは収入役が出された船津のペーロンの歴史の中で述べられております。パールオという中国の地名、そこからペーロンが始まってきたことによるんではないかと。まあ余談になりますが、そうしたペーロンを通した国際交流、地域隆盛に力を。これは先ほどちょっとふれましたね、船津で500人に及ぶ国際交流があったということです。
 来年、平成14年、郡の、西彼杵郡のペーロン大会が本町で開かれると思います。ペーロン保存協会とともに町としての何らかの行動計画がすでにされているか、お聞きします。
 次、新しいペーロン船の製作への助成は。これは1機200万円、300万円ぐらい、程度と思います。これは以前からも造っておりますが、特にですね、今度は私、ちっちゃいのも含めて、子ども用ですね、子ども用も含めてぜひ2、3、この際検討してはどうかと思います。

リンクあり


 次Aですが、これはね、固有名詞です、固有名詞の現地読みの推進のことをお聞きします。これは町長初めてだと思います。前石丸町長との議論もありました。小林町長ともとにかく一遍はやらないかんなと思ってたもんで、この機会を捉えて取り上げさせてもらいました。
 12月12日のですね、歓迎会のときに小林町長は、「ニーハオ」とあいさつをされました。なぜか昨年はグッドモーニングだったんですね。中国の人に向かって、なぜか昨年はグッドモーニング、今年はたぶん正しくニーハオとしていただきました。
 最後に国際協会会長の村瀬会長が「スーチョウ市ピンチャン区」と言われた。私はうれしかったですね。ピンチャン区までとは皆さんに申し上げませんが、スーチョウ市というのは、やはり多良見町がですね、積極的に友好交流提携、結んでやっとります。だから、全国に先駆けてですよ、世界に先駆けて多良見町は「スーチョウ市」なんですよと。「ソシュウ」じゃありませんという模範例をとにかく出したいということなんですよ。
 そこで、お聞きします。その時の会場で残念ながら向こうの方は町長のことをこういうふうに発音されました。「シャオリン(小林) ティンチャン(町長)」。と呼ばれてどう感じられましたか、お聞きします。
 次B。4回目を迎えた「町民の翼派遣事業」の今後は。1つ、20名×4名、単純にですね、これは80名派遣をしております。その80名のみならず広く町民の交流の輪が広がりつつあると思います。実際に平江区会ですね、ピンチャン区会というのが結成されました。それも1つの成果だと思います。この4年の成果をどのように捉えるか。
 次、例えばですね、大人の交流の部分では、そろそろこの物産的な交流ですね。まあ何か目に見える形の交流をやはりつくっていかないかんだろうと。そういうことで今回、団員に入られた議員の方もおられますので、私は申し人れをしてたんです。そういう話をしてくださいと言っておりましたけれども、こうした物産の交流なども機が整いつつあるかなと考えるが、今後の交流の充実策についてお伺いします。
 次、4、Cですね。とにかく利用活用を図りたいテーエスデーです。このテーエスデーを、先のこの15日の企画を借りれば、「外交クラブin長崎」、これは「外交クラブin多良見町」です(パンフを掲げながら)。「外交クラブin長崎」として生かそうではありませんか。

 リンクあり=外交クラブ この明後日のシンポのテーマでいう、国際交流で人づくり・まちづくり、人づくり・まちづくりにこのテーエスデーを生かす方策はまだ見えないのか、あるいは動き出さないのか。前町長のときにテーエスデーの所有権の変更のときにですね、県に申し入れた提案。もう1度言います「アジア国際交流センター」案です。いい機会がさらに広がっているんではないでしょうか。
 次、人も文化も、そして中国との交流なども含めて、伝統ある長崎で、そうしたものを生かす行政施策が私は乏しいと思います。そうした国際人の集う場所として手を挙げる考えは。
リンクあり=胡弓の夕べ これはですね、…先に「胡弓の夕べ」というのがありましたね、ふるさと祭のとき町民センターでやっております。これは福岡におられる胡弓の神様と言われるチョウさんという方がいらっしゃいました。そのときにですね、福岡にもたくさんおられます。優秀な芸術家がですね。それで佐賀の多久市の太極拳のですね、これも有名な方です。この方が応援でちょっと披露しにいらっしゃったんですけど、そういう方がいられる。多久市長はそうした方をですね、例の孔子廟ですね、多久の。ここにちゃんと招聘をされてんです。そういうことで図っていこうと。


 で、ある人が、長崎市はですね、そういう人材を迎える施設なり、行政がされてない。ぜひ私はその長崎の人はですね、そういう方を長崎に招聘していきたいと言われております。私はそういう場合でも大いにテーエスデーは利用できるんじゃないか、その長崎の人も言いました。ぜひテーエスデーもそういう形でですね、国際人が集う場所として、手を挙げてもいいんではないかと思います。
 次に、世界的に温泉の健康効果が取り上げられているが、温泉大国日本の中で「国際交流推進の町」多良見町=「外交クラブ」の一環として「温泉浴」をぜひ検討したいが、町の展望は。
 これも2年前の文教委員会の視察報告で温泉をと付記しておりました。介護保険のスタートを含め、広く町民の健康を図る、あるいは予防医療の一環としても検討してみる価値があると思います。
 また、今、滝口議員からも指摘がありました。長崎から20分以内で来れる。これは、あるいはですね、夢のその先、夢の架け橋の話もされましたね。温泉をですね、ぜひこれは当面、5,000万円ぐらいで、たぶん試掘ができるはずです。直ぐにもできるように夢へ向けた第1歩をかなえたいと思いますが、どうでしょうか。

答弁
町長                   。
 大我議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。まず、第1点の「総合学習」の件につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げたいと思います。私のほうからは国際交流という形でのご質問にお答えを申し上げていきたいと思いますので、ご了承いただきたいと思います。
 まず第1番目、ペーロンについてのご質問でございます。平或14年度西彼杵郡のペーロン大会が多良見町で開催されるということでございます。第31回の西彼プロックのペーロン大会が多良見町で開催されることが正式に決まったというご報告を私も受けております。あくまでも主催は多良見町ペーロン協会のほうでおやりになるということでございます。
 ペーロン協会の会員の皆様方の大変なご尽力に敬意を表したいと思うわけですが、町としてもできるだけのご協力をいたしますということを申し上げておりますが、現時点においてはまだ具体的な案が私どもにはまいっておりません。ですから、案がまいり次第、私どもとしてどこまでご協力をいたすことができるか十分検討して、私どもとしてもバックアップに努力をしてまいりたいと、このように思う次第でございます。
 それから、ペーロン船の製作の助成ということでございます。現在、この多良見町のペーロン協会、あるいは伊木力の漁協青年部、それから多良見町のペーロン保存協会、こういうところ3ヵ所からそれぞれにペーロン船並ぴに艇庫についてのご要望というものがまいっております。
 これはかなりの金額になるわけでございます。この3ヵ所ということで、これをすべて14年度ということでお話がまいっておりますので、今、本当にそういうことになるかどうか、このことにつきまして担当課、所管のところで今、各方面と協議をさせておりますので、今ここでどういうことになるか分かりませんけど、いずれにしても、できる範囲で、私どもとしても自治活動助成としてこれはやっていきたいという考え方は持っております。
 それから、このペーロン体験が非常に蘇州市からお見えになった方々の、皆さんの子どもたちから大変好評であったということが、今回訪中団の団長としていきました教育長から私にも報告があっております。ですから、そういう形のものも今後継続してやはりいくべきなのか、こういうことで考えていきたいというふうに思っておるところでございます。
 次が、私が「シャオリン ティンチャン」と呼ばれたということについて、どう感じるかと。これは大変ありかたいご発言だったと私は思っております。というのは、やはりお互いの立場というものをやはり理解されて、そうお読みになったかと私は一定、理解をいたしております。
 呼び名がどうであろうと、お互いの気持ちが通じれば一番いいわけでございます。ですから特にこの「シャオリン ティンチャン」と呼ばれたということで、そのことに対しいろいろ申し上げるということはございませんけど、私は私の立場というものも、一定、理解されて呼ぱれたのかなと、そういう形でございます。今後ともこの中国との交流、こういうものについては、その場その場で意を用いながら、今後とも努力してまいりたいと、このように思っておる次第でございます。
 それから、次が4回目を迎えました「町民の翼派遣事業」の今後はということでございます。これは平成10年度から実施しておりまして、今年度で4回目ということになりますが、約、この訪中団として参加された半数の方が国際交流協会に加入され、そしてその中で特に平江区会、こういう会も結成されて、それぞれ中国関係の勉強会及びイベント、そういうときの交流や朝食づくり等に非常にご協力をいただいておることに対し、心から感謝申し上げたいと思うわけでございます。
 これも本当にやはり中国に行って、中国の実態を初めて自分の肌で体験されたその成果だと、私は思っております。ですから、今後ともこの訪中団「町民の翼派遣事業」というものは継続してやっていく必要があると、このように考えておりすのでご理解を賜りたいと思います。
 それから、物産の交流、こういうことは行政が直接的なことはなかなかやりにくい問題がございます。やはり民間ベースで何かそういう具体的なお話があって、それを我々がバックアップしていく。あるいは、いろんな中国との話し合いの中でいろいろ解決していく。そういうことについては、私どもとして積極的にやっていく必要はあろうかと思いますが、行政が直接、輸入販売、物産の交流と、こういう形になりますと、非常に難しい問題が出てまいりますので、ここのところは私どもとして、そういう民間ベースからのお話があれば私どもとしても積極的な手助けなり、バックアップを図ってまいりたいと、そういうふうに考えておるところでございます。
 それから、最後にテーエスデーの活用の問題でございますが、これは大変難しい問題でございますし、外交クラブとか、あるいは、そういう国際人の集う場所としてということの活用ができないかというご質問でございます。確かに、このテーエスデーの活用につきましては、いろいろとご提案、ご意見をいただいておりますが、現在、平成13年の12月21日から第6回目の競売が開始される予定になっております。
 で、ここのところでかなりの最低価格というものが下げられておりまして、はたしてこれでいくのかどうか、まだその見通しも立っておりません。これは今月の21日からでございます。
 この結果等を十分見極めながら、やはりテーエスデーの問題というのは、現在総務委員会においてもいろいろご論議をいただいておるところでございまして、これらのご意見を十分賜りながら、このテーエスデーの活用の問題については、私としても努力してまいりたいと思っておりますが、今、具体的にこの「国際人の集う場所」あるいは「外交クラプ」ということにしますと、名乗りを上げるということになりますと、この競売によって所有権が移転した場合に、果たして、どうなるのか。
 やはりそういうものを1回立ち上げますと、これは継続性というものが絶対求められてくるわけでございます。やはりそういうことから現状において、テーエスデーの活用というのは、そういう制約を受けつつの、中での活用というものをどうしても見い出していかなければならないと、こういうことで私としては、今すぐこういう形にできるかどうかということについては、非常に考え方としては、消極的な考えにならざるを得ないということでお答えとさせていただきたいと思います。
 そういう意味で、次の温泉の問題でございます。これはもう今、我が国は温泉大国と言われるほど非常に温泉地というのが増えております。ですから、今、温泉だけという形ではなかなか経営というものは難しゅうございます。やはり温泉をつかうだけじゃなくてそれに何か目新しいものをプラスして、そのリピートを、1回来られた方をさらに呼び込んでいく、そうい施設でない限りなかなか継続的に施設というものを活用していくというのは難しい問題でございます。
 今、非常にそういう意味で公共団体で温泉を経営されているところの難しさというのは、そういうところにあるということも、私は先進地のご経験の方からいくつかお話をお伺いいたしております。やはりこういう問題から私としても温泉浴、こういうものの問題はやや、いかがなものかという感じを今、持っておるところでございます。

教育長                  。
 それでは、第1番目の項目についてお答えをいたします。
 一番始めのココロねっこ運動についての県への報告のあらましでございますが、県の教育委員会のほうからココロねっこ運動について、従来からある管理面を含めて報告を求められました。
 項目につきましては、広報啓発活動、青少年健全育成活動、環境浄化活動、その他の活動と、この4項目について報告を求められました。主なものを申し上げますと、広報啓発活動では今年度初めて8月に社会教育大会を関きました。そのときにココロねっこ運動のチラシ、あるいはステッカーをそのときは200名近く参加をしておられましたが、配っております。
 それから、有害環境浄化活動ではですね、現在、町内に有害図書の販売個所(注:屋外無人販売)が1箇所あるわけですが、いろいろ撤去活動も続いておるわけですが、なかなか思うに任せないところがありますが、一応あの場所に青少年は、少年は買わないという看板を立てております。また、不買運動のチラシも早急に配付するような計画も立てております。
 それから、その他の活動としてはですね、ああいう、今年度いろんな痛ましい事故もありましたので、学校関係者、それから青少年補導関係者に集まっていただきまして、学校安全にかかわる協議会というようなものも11月に開催いたしました。その他いろいろな関連事業がございますが、主なものは以上でございます。
 それから、2番目の質問でございますが、今年度から各学校の校務分掌の中に生涯学習担当者を設置していただきました。現在、各学校に1名ずつ、喜々津中学校には3名おられますので、現在9名という生涯学習担当者を設置していただいております。
 10月に学社融合による総合学習、おもに総合学習の進め方等について協議をいたしております。3学期にもう1回開きます。来年度の総合学習等に向けての協議会を開くように計画をいたしておるところでございます。
 それから、地区の自治公民館あたりにですね、生涯学習担当者をということで、ろいろ検討もしておりますが、なかなかまだ、現在までには設置に至っていない状況でございます。先ほど申し上げましたように学校との学社融合ということでは積極的に進めている状況がございます。
 それから、14年度からの邦楽への取り組みでございますが、ご指摘のように来年度から中学校で和楽器を用いた学習が必修になります。3年間を通じて1種類以上の楽器を用いて学習をするということになっております。
 町内の2校の中学校の状況でございますが、主に琴、太鼓、笛、こういうようなものを用いて、簡単なと言えば失礼になりますが、そういうものをですね、演奏ができる程度にはしていきたいという計画を持っておられるようでございます。楽器の購入につきましてはですね、すでに来年度予算でも要求があっておりますので、なかなか高額なものもございますが、年次計画で一応そろえるように努力をしていきたいというふうに考えております。
 それから、3番目の生涯学習、それから社会教育の一環としての出前講座の件でございますが、このことにつきましては、すでに以前から要望されていることでございます。現在、14年度実施ができるように役場の関係各課にもお願いを、メニュー作りをお願いをしておりますし、ぜひ14年度から開始ができるように準備を進めたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問
大我議員                 
 その第1項ですね、総合学習関係ですが、今ちょっと答弁の中にすでにありましたが、先日ココロねっこ運動でですね、県央地区だと大体思うんですけれども、初めて県警が立ち入り調査をしております。これは新聞報道で見ました。4ヵ所か5ヵ所ですね、実際に撤去したんですが、その辺と、並びに、前回にちょっとふれましたが、町で条例、撤去条例ですね、町負担で撤去するとこまで含めた町条例を作られている先進事例があるからということを申し上げておりましたが、そうした点、どうされたかですね。そして、この3年の継続はどうだったか、一応確認をさしていただきます。

教委事務局                
 自動販売機を町で設立して、設置しているというものが青森県にあります。それはただ、有害図書、有害ビデオの撤去、撤去じゃない、設置をできない条例です。それは有害図書、あるいは酒、たばこ、そうものも含めた設置条例をしております。
 それはあくまで、たぱことか、いろいろ酒類等がありますので、有害図書については問題はないわけでしょうけれども、そこら辺りで問題があると。しかし、今年度の4月条例が施行されております。行く末を見つめてまいりたいと思っております。
 もう1点、今ありましたけれども、県警が初めて撤去に踏み込んだという事例が先月ですけれども、あっております。これは佐世保市の針尾、諌早市の土師野尾町、そこら辺りの2件、一応4台が撤去をされたということが新聞に報道をされております。
 なかなか撤去命令に従わなかったということで捜査が加わりまして、その会社そのものが福岡大野城市にあるわけですけれども、本社が東京ということでありますけれども、そこら辺りに踏み込んだというものがあります。
 それからもう1つ、県のココロねっこ運動ですけれども、一応3年間について継続をするということでございます。予算措置については、現在まだ行われていませんけれども、現在3年間の継続については確定をしているということでございます。

大我議員                 。
 次Aのこの邦楽というか、和楽器ですが、まず確認ですが、これは中学校だけですか。今の答弁だとそうでした。あのですね、私は小学生にも勧めたいなと。例えば、先の中国からの訪問団の歓迎交流会でですね、これは2回目ですが、中里浮立の披露をしたんですが、これはもちろん演じているのは小学生ですね。これがですね、非常にやはり、向こうの子どもたちも乗ってくるし、結局、国際交流をですね、しようというときには、要するに独自の文化を持たないとできないんですよね。
 私は小学生も含めてこれはぜひやってほしいなと思うんですが、いかがでしょうか。先ほどちょっと紹介しました胡弓のチョウさんを招いた長崎の松林静風さんという方、これは笛と尺八をされます。彼も言うんですね。戦後日本の音楽教育は結局、洋楽器に走りすぎたと。これは音楽は非常に情操教育に直結しますからね。だから、私は和楽器をですね、やっぱり、心に響かせていきたいということで、ポランティアでずっと続けられております。この方が明日ですね、14日、吉井町の吉井中学でボランティア指導をされるそうです。こういう事例ですね。
リンクあり=okabayashi それと、先日、岡林信康さんが町民センター10周年を記念して、多良見町の有志が呼んだ企画ですが、岡林信康さん、これは町長の世代でご存じかどうか、分かりませんが、彼も言ってましたね。小豆島の祭り歌を作りましたと。最近、現代的にですね、モダンな曲を作ったんだけれども、盛り上がらんと。住民が乗ってこんと。で、青年団からの依頼で私が曲を作りましたと。その地に伝わるメロディー、お囃子ですね、それで、楽器、音です。こういうものを取り入れて作りましたと。そしたら、まあ大反響でした、と自慢しておりましたけどもね。今年の甲子園でそれが流れたそうです。


 そういうことも言われておりましたが、前回は松岡議員が多良見音頭のアレンジをという提案もありましたが、その辺について4点ほど申しましたが、関連付けて答弁を、できれば町長からも一言。

教育長                  。
 邦楽の小学校での実習ということですが、これはできないことはないんです。学習指導要領にきちんと書いてあるのは、中学校だけでございますけれども、すでにですね、総合学習あたりでそういう郷土の伝統芸能とか、伝承文化とか、そういうようなことで学習をすることは非常に結構なことです。
 そういうことで、小学校にもいくらか和楽器ちゅうのもありますので、もし各学校に働きかけをしてですね、積極的に取り組んでいただければ、そういう楽器の整備とか何とかについても、整備を図っていかなければならないと思っております。非常に結構なことじゃないかと思いますので、各学校に働きかけはしていきたいというふうに思っております。

町長                   
 邦楽、確かに日本人の古来からの音楽でございますから、これは今でもやはり、何ですか、住民の方も聴けば、やはり何か心に響くものはあると思うわけでございますが、なかなか自分で聴く、あるいは自分で演奏するというチャンスがない、そういう中で邦楽ということも指導要領の中で中学生に必須で与えたんではなかろうかと、そういう機会をつくろうということで入ったんではなかろうかと思っております。
 実は、今年、蘇州市から見えた方々がのぞみ会館の歓迎の夕べのときに、中里浮立に入ってドラ、あるいは太鼓をたたかれたわけですが、実は、あれは私が勧めたんです。中学生の方に、中国の中学生の方に、あなた方もやってみませんかと申し上げて、最初はしぶっておられたんです。しかし、お一人、女の方が、女の子が自分がやりたいと言われたので、ちょっとたたいてみたら、ほかの子どももそれに乗ってきた。
 やはり音楽というのは邦楽であれ、洋楽であれ、聴く人の心というものに対して、何らかの影響を与えていくものだと思っておりますから、邦楽を小中学校でやる、これはまたある意味では、郷土芸能の、何と申しましょうか、普及、伝承、こういうものにも大きく影響してくるものだと思っておりますから、これはまあ教育委員会とも十分話し合いながら検討してまいりたいと、こう思っておる次第でございます。

大我議員                 。
 その場合、私たち注意しないかんのはね、かつて洋楽を取り入れたと同じように単純にそれとの対比で邦楽をじゃないんです。あくまで、今言うように郷土の、地域の、岡林さんが言ったね、地域のメロディーなり、音なりなんですよ。その住民に響く音を使ってやりなさいということなんですね。
 だから、笛だったら、例えばですよ、笛を作られる方がいます。多良見の竹を使った笛を作る、これもやっぱ1つ意味があるんですね。そういう意味で申し上げておりますので、とにかく、浮立があります。喜々津・大草地区ですね、大草地区は今ちょっと消えてますが、あります。これがもっとも大事な、多良見町にとっての邦楽と私は思いますんで、その辺もぜひ積極的に導入をですね、図っていただきたいと思います。
 次、2番目の問題ですが、言葉の問題を言いましょうか。これもふれるつもりはないですけれども、例えば、いろいろ言われておりますが、私は外交センス抜群と思います、田中外務大臣。英語ペラペラですよね。ただ彼女がアジア訪問されたときに言われたんです。あいさつの一言ぐらいはね、まず、まず会ったときに、その国の言葉でですよ、するのが外交儀礼上の原則ですよと。私も同感ですね。そういう意味で申し上げてんです。
 それ以上に固有名詞についてはね、現地読みが、これからとにかく地球人となろうとしている子どもたちにとってですよ、これはルールにしてもらわんと。日本語読みできない漢字があるんですよ。このペーロンの漕(ツァオ)も、ファもそうですね。ないんですから。そういうことで、多良見町の企画課は県下でも一番頑張っとります。いわゆる簡体字という中国の字を使って名簿を作成できます。県下でも珍しいですよ。県でもなかなか、うそ字を遣いますね、名前で。漢字がないから。多良見町の企画は頑張っております。向こうの字でないのをね、日本の漢字で当てたとき、これははっきり言って、公報、公としては誤報になりますから、最低努力すべき。そして、片仮名で振り仮名をつけるべきと思います。これは答弁要りません、意見として、付言しておきます。
 @のそのペーロンのことですが、これは30回西彼ブロックペーロン大会、5月27日に長与で行われました。成績がですね、これは成績のことはいいんですけども、平成11年が、これはフリースタイルと規定スタイルがあるんですが、例えぱですよ、例えば、規定スタイル、平成11年が4位多良見町、平成12年が5位、平成13年はこの前、私は結果を聞かんだったのですが、6位かな。聞いたんですよ、かつてもちろん1番になったことがあるんですけれども。どこのチームもですね、今ね、香焼がかなり優秀ですね、連続優勝してるんですけれども。新しい舟を造ってもらったら頑張るそうですよ。
 それは、乗る人がね、やっぱり言ってました。自分たちのやっぱり顔にかかわるから、だから、そういう意味じゃ来年度、多良見町でするときにですね、船の1つか2つ造ってもらって、私たちも頑張らないかんと。そういうことでしたので、そういう計画がすでにあるということでしたが、単に成績じゃなくてですね、地域の交流も含めて、これは検討していただきたい。
 先ほど10月13日の船津での500人以上に及ぶ国際交流のことを申し上げましたが、これも、そうですね、大変です。10年前から船津の保存会の協力でやられてきたんです。要するに、小学生の体験交流ですね。10年前から、確か1クラス、2クラスから始まったことだと思うんですけれども、今は全学校が出て、対抗戦スタイルで親も応援、あるいは親も実際に乗られてですね、それに今回はとにかく中国の人が乗ったんですけれども、これも県下に誇れる事業です、まず、ないと思いますね。
 ペーロンを生かして、かつ総合学習を先取りしたですね、10年前からやってきた成果が見えてるんじゃないかなと思います。ここに対する活動助成も考えていかなきゃならんと思うんですけれどもいかががでしょう。
 先日、喜小の運動会で陸(おか)ペーロンというのをね、子どもたちがね、自由に考えて取り上げてました。これは8人乗りでやってましたけど、これも本当にいい考えですね。これなんかも、ぜひ町民体育祭へ取り上げたらどうかと思うんですが、以上の2点について。

町長                   。
 今、大我議員から2つのことについてのご提案がございました。十分、私どももご要望として受け止めて、今後、検討してまいりたいと思います。

大我議員                 。
 4番目です。夢のある話をしましょう。町長の答弁にもありましたが、先日の総務委員会でですね、テーエスデーの利活用については、今、町長は競売のことを言われましたが、私たちが議論してるのは、その先のことを言ってんです。そこの総務委員会でもですね、今後、買い取りへ向けて2、3の方針を含め、私は前向きの議論があったと思っております。
 当然、買い取らな、できないですよ、いろんな事業は。アジア交流センターにしてもそうですよ。もちろん、買い取りを前提ですよ。所有権は移転しました。将来はできれば、買い取った場合、そういうことで負債を返していこう。そういう意味で全部、利活用は議論してきているはずなんですよ。
 温泉についても、むげなく断られましたね。私は5,000万円ぐらいで試掘できるんですよ。温泉の効能については、次、介護保険がらみでね、やりたいと思います。今回は間に合いませんでした。介護保険でね、5,000万円ペイできるんじゃないかなという試算もあり得るんですよ。
 野母崎、ひの岬温泉センター、海の健康村ですね、これは今年始まりました。すごい施設ですよ。かなり、金もかけてる、私、今ちょっと数字おぽえておりませんが。年間10万人を目標にしてた。すでに半年をちょっと過ぎたあたりで9万人、先日、井出議員が言われるには10万人は超えたと。長崎から送迎バスをどんどん出してるんですよ。それほどですね、呼ぶためにかなり逆に金をつけてるんですよ。ごく普通に造ったらきてくれないから。ホテル並みの施設にしましたと言われてましたけどね、そこの議長さんが。
 その結果、ペイできるなら私は素晴らしい。そりゃ、つぶれているところもありますよ。金ピカの建物だけ造って、まだだれも使わんというようなのもあります。そういうところを真似る必要ないんですよ。
 私は十分やっていける。…例えば、先ほど滝口議員からありましたね。長崎から20分で来れる。さらには空港までつながる。そこの途中に当然、全国で温泉のない町は、温泉のない町はやはり少なくなってきてますから、南高でもそうですね、有明、吾妻辺りですか、ここ2、3ヵ所造られとります。これはね、健康を含めてつくられてんです。そして、それだけの計算ができるということで、やられて、やられていると思いますよ。
 ぜひこの、いろんな意味でですね、テーエスデーの解消にもなる、健康にもなる、あるいは畦別当線ともつながる。5,000万円でとりあえず、ね、その夢の一端でも私はみれるんじゃないかと思うんです。最後に一言だけ、まあ、あえてお聞きして終わります。

町長                   。
 買い取ってからの問題ということであれば、これはまた別でございます。総務委員会でも確かに、買い取ってということについてのご意見もいただいております。それは買い取ってしまいますと、多良見町に完全に所有権が移転するわけでございますから、どういう活用にあるかと、そういう段階になれば、これは当然、議員のご指摘のような活用方法というのも1つの方策として、これは検討する問題だろうとは思っておりますが、今の時点におきましては、非常に難しいと、こういうことで今考えておるところでございます。


野母崎町・海の健康村/陽の岬温泉センター
http://www.nomozaki.or.jp/top/

(50分)

関連質問
15番、今福 悟議員           。
 大我議員の大きな2点目の質問の中のペーロン船について質問いたします。
 町長とのやり取りの、町長の答弁をお問きしておりますと、14年度の実現を目指してペーロン協会、保存会、そして漁協青年部からの陳情があっておるというようなことで、現在担当課に自治活動助成のほうで、できないか検討してもらっていると、このような答弁があっとったわけでございますけれども、来年、町が当番町でやられる西彼プロックの大会は毎年5月の末日の日曜日になっとるわけですね。
 それから見てみますと、5月の26日なんです。ところが、現在12月議会であってですね、その予算措置をするとなれば、3月議会の補正になるのか、あるいは14年度の当初予算になるのか。こういう手順になっていくと思うんですよね、早くても。ところが、ペーロン船の建造がですね、新船を、大きな期待をもって協会はおるんですけれども、もしそれを実現させて、願いをかなえてやるためには、5月の20日ぐらいまでには建造は、何と言うんですか、完成しなきゃいけないわけですね。日程的にそれが間に合うのかどうかですね、その点について、どのような考えをもっておられるのか。お尋ねをいたします。

町長                   。
 今、ペーロン船につきましては、私どもとしてご要望を受けているのが3地区ございまして、これをどういうふうに年次割でやっていくか、この辺についても地元のご了解を得ていかなければ、一遍に3協会、協会といいますか、団休から出ているご要望を一遍に実現するというのは、非常に難しい問題だと考えておりまして、そういうことを含めまして、今、所管課に至急検討するように指示をいたしたところでございます。


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